ビットコイン3日ぶりの大幅下落、イーサリアムもさらに下値を追う展開が続くか?







昨日(10/28)のBTCJPY相場は、大幅下落となった。

朝方のBTCJPYは緩やかな上昇でスタート。午前8時には今年最高値を更新する144万円乗せを達成するが、直後には30分ほどで142.5万円まで下落した。

東京市場時間では、欧米で新型コロナウイルスの感染が拡大していることや、為替の円高により、日経平均が冴えない動きとなったが、BTCJPYは堅調に値を戻し、再び年初来高値を狙いに行く展開へ。正午0時には午前中につけた年初来高値を上回り、144.5万円まで上昇した。しかし、そのまま続伸とはならずに一文新値となり、一転して下値を模索する動きに移行。午後5時過ぎには、NYダウ先物が27,000ドルを割り、ゴールドも下げ続ける地合いが悪くなると、BTCJPYの売りも加速し、午後9時過ぎには138.0万円まで売り込まれた。

米国市場時間に入っても、下落の流れは続きダウ平均株価が一時880ドル超安と前日に引き続き下落幅を拡大させると、BTCJPYも売り込まれ、午後11時過ぎには134.4万円まで下値を伸ばした。その後は、BTCJPYは底堅く推移し、ドイツやフランスでのロックダウン報道にも暗号資産市場への影響は薄く、翌午前5時には137.5万円まで値を戻した。

平均値は-3.86%、中央値は-3.75%、標準偏差は2.55%。

最大上昇銘柄はBCHJPYの+1.36%。最大下落銘柄はBATJPYの-9.68%。

最大上昇銘柄となったBCHJPYは10/24に確定した28,981円の高値を一時更新したが、再び年初来高値を更新を果たしたBTCJPYが下落している状況を受け、上値が重い展開となった。

最大下落銘柄のBATJPYは9/21から続いている保ち合い圏の安値を三度支持されており注目されていたが、その価格帯をブレイクダウンしたことで売りが先行し下げ幅を拡大する展開となった。

10/28営業日の全暗号資産終値の24時間ボラティリティは上記グラフの通り。

平均値は7.69%、中央値は7.48%、標準偏差は2.34%となった。

最もボラティリティが高かった銘柄はBATJPYで12.39%。一方、最もボラティリティの低かった銘柄はXRPJPYで3.90%であった。

ETHJPYは前回10/20のレポートで記載した後、下押したものの、再び上昇し、現在は上昇チャネル内(白線)の下限付近に差し掛かっている。

10/20の反落では、一時的に10/17~19の上昇分を打ち消したが、20日移動平均線(赤線)がサポートとなり、10/18の水準で取引時間を終えた(緑矢印)。

10/21からの2日間は堅調な地合いとなり、10/22に過去3度突破に失敗していた41,100円付近を上抜けるとそのまま続伸。上昇チャネル上限も上抜け、43,744円をつけた。翌日の10/23の朝方に43,838円台の戻り高値をつけると頭打ちとなり、軟調な展開へ。上昇時のレジスタンスであり、サポートとして意識されていた43,000円では反発の気配を見せないまま続落し、10/28には20日移動平均線もチャート実体が下抜けた。そして現在、上昇チャネル下限の40,000円付近に差し掛かろうとしている(白丸部分)。

短期的な上昇を示す20日移動平均線が100日移動平均線(青線)を未だ下回っていないこと、チャート実体が20日を下抜けたとしても100日移動平均線、上昇チャネル下限がサポートとなる可能性が残っていることから、現在のところ上昇トレンド終了と確定させるには早計であるものの、今回のETHJPYの下落では、次の2点の可能性が考えられる。

7/3を起点(0%)としたETHJPYとBTCJPYの上昇率の比較チャートである。 7月下旬から8月いっぱいまでは、DeFiの恩恵が大きく、ETHに資金が集まっていた様が見て取れる。しかし、9月初旬の、年初来高値50,000円(+100%超)まで上昇した際には、乖離が70%超にまでなっていた。しかし、その後、半値戻し(50%、35,000円台)までETHは売られたが、乖離は是正されつつあるようにも見える。上記から、① ETHJPYに向かっていた資金がBTCJPYに戻った 、② ETHJPY自体の買い需要が乏しくなった可能性があると考えられる。

ETHBTCのチャートでは、それまで意識されていた下限レジスタンス(10/2のレポート参照)を下抜け(ピンク矢印)、7月末のサポートとして意識されていた(0.028000BTC)に向かっていることがわかる。

現時点ではこのサポートと上向きの200日移動平均線に接近しつつ、下支えとなる可能性が想定される(緑矢印)。このサポートとETHJPYの上昇チャネル下限への接近がほぼ同時期であることから、前述のETHJPYの上昇トレンド継続となるには、ETHBTCの200日移動平均線付近での反発もよい判断材料となろう。

ただし、0.028000を割り込んでくるようであると、ETHはBTCに対して大きく売り込まれる展開の継続となり、注意が必要だ。


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