弱気に見える仮想通貨ビットコイン、今後数カ月で株価とデカップリングか







仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は再び株式市場と強い相関関係を形成している。こうした現象は世界的に不確実性が増した時に発生している。今年初めにも新型コロナウイルスのパンデミックの初期段階で、相関関係が急騰した。

ただ、著名な仮想通貨アナリストによると、今後数カ月でこうした相関関係は切り離されるだろうと予想されている。特に株価が急落することによって、最終的にビットコインの下落が停止し、売り圧力が低下するという。

仮想通貨アナリストのウィリー・ウー氏は22日、今回のビットコインの急落について「売りは取引所のみ発生した」とし、市場全体の動きではないことを指摘、次のように説明した。

「SPXはとても弱く見える。これが急落した場合はビットコインは今後数カ月でデカップリングするだろう。半減期後とデリバティブ取引のボリュームが減少したことで、反インフレヘッジとしての強気のファンダメンタルズに対して、ビットコインの売り圧力が低下した」

最近のビットコインの値動きは弱気のように見えるだろう。23日のビットコインは10500ドルのレジスタンス付近を推移し、11000ドルを回復できないでいる。

ただ、仮想通貨トレーダーのBigChonis氏が提示したボリンジャーバンドによると、ビットコインはマクロなタイムフレームでは適切な位置にあるようだ。

同氏は週足のボリンジャーバンドでは現在は丁度中間点のサポートラインで反発したことを指摘。現在の相場は強気派がコントロールしていると主張した。

「週足のボリンジャーバンドは、上のバンドでは売り、下のバンドは買いの時期を示す。中間地点のレジスタンスは強力だが、現在のような中間のサポートとしても強力に機能する。」

11200ドルが重要ラインか
短期的には注目する価格として、仮想通貨トレーダーのCactus氏は11200ドルを挙げている。

「11200ドルは(レジスタンスからサポートに)反転するための重要なレベルだ」

11200ドルを超えた後には12000ドル付近に新たなレジスタンスがあるという。

ただ、今後数カ月はビットコインにとっては厳しい季節になるかもしれない。

既報の通り、過去2年間の第4四半期は2018年、2019年と過去2回の第4四半期はー42.54%、ー13.6%とそれぞれ下落しており、歴史的にビットコインにとって不利な時期であることが示されている。さらには、11月には米大統領選に向けて米ドルが足元を固め始めていることからもビットコイン価格が慎重になっている。

仮想通貨のテクニカルアナリストであるエドワード・モーラ氏もビットコインが11,000ドル以上に戻るまでは弱気のままだと指摘した。

この記事へのコメント