分散型レンディングプラットフォームのクレド、VISAと提携しサービス拡大へ







仮想通貨(暗号資産)レンディングプラットフォームの「Cred(クレド)」は8日、同社の仮想通貨事業のさらなる拡大に向けて、決済大手のVISAとの提携を発表した。

クレドはVISAの「フィンテック・ファスト・トラックプログラム」に参加する。このプログラムはVISAのネットワークやツールキット、専門知識を利用することで、決済ソリューションを構築するスタートアップを支援するプログラムだ。

クレドは、今回のプログラム参加によって、決済大手であるVISAのネットワークとセキュリティを活用して、仮想通貨の分散型レンディングを普及させる。

2020年後半から、クレドはVISAや銀行パートナーと協力して、法定通貨で銀行口座に利息の直接支払いを可能にする予定だという。当面の間はこの機能は一部地域に限定されるが、2021年には提携銀行を拡大するとしている。またVISAとの提携によって、仮想通貨の購入が可能なカードの発行も目指す。

クレドの創業者兼CEOであるダン・シャット氏はコインテレグラフに対し、クレドは急速に進化するDeFi空間と中央集権型金融システムの間の溝を埋め、人々が両方の世界から恩恵を受けられるように努力していると語った。

仮想通貨のレンディングサービスは、最近イーサリアム基盤のレンディングプラットフォームであるコンパウンドが人気を牽引している。DeFiパルスによると記事執筆時点では、コンパウンドにロックされている合計額は、分散型金融(DeFi)でロックされている合計値の40%ほどになっている。

6月時点では、DeFiの全アプリケーションのロックされた資金総額はわずか10億ドルだった。しかし、9月に入り、現在では、80億ドル規模となっている。9月の第1週目には過去最高を記録した95億ドルに達した。

VISAが企業支援
今回クレドが参加した「フィンテック・ファスト・トラックプログラム」はVISAがスタートアップ向けの企業サポートを目的に2019年に開始したもの。今回のクレドのように、スタートアップ企業はVISAのセキュリティやネットワークを活用できる。

今年4月にはビットコイン決済スタートアップのフォールド(Fold)が参加。VISAとの提携カードを新たに公開し、小売店で購買した場合にビットコインでキャッシュバック報酬を提供することが発表された。

フォールドは、2019年9月に、決済アプリを発表した。クレジットカードやライトニングウォレットと連動させて小売店で法定通貨またはビットコインで支払いができるアプリを展開。最大20%の還元をビットコインで受け取れると発表している。

フォールドのウィル・リーブスCEOは、VISAが同社に金融サポートを提供し、専属チームが新たなビットコインのキャッシュバック報酬カードを市場に展開すると、コインテレグラフに述べている。

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